庶民の投資。1ドルが60万倍に！株式投資の複利の力に隠された秘密。

ども、24型サイズの
スーパーモニターが欲しい犬川です。

今回は、庶民の投資のお話。

投資に興味のある方であれば、

誰もが1度は見た事のある図式。

1ドルが60万ドルになった！という表と

誰もが1度は聞いた事のある言葉。

複利の力が持つ凄さ！という誘い文句に

隠されたデメリットを、

冷静に見つめ直すお話をしたいと思います。

1ドルが60万ドルに！

もし200年前に、
各投資対象に1ドルづつ投資をしたら･･･

というお話は、
投資をしている方であれば

1度は聞いた事が
あるのではないでしょうか？

かの有名な
ジェレミー・シーゲル氏の著書。

『株式投資の未来』に登場する

人生というゲームの攻略本に
載っているものです。

上記の図の様に、
たった1ドルを株に投資したら

200年後に60万倍になったぜ！
って結果ですね。

これこそが、

長期でお金を増やしたいならば
株式投資一択だ！

200年間成長を続けてきた
米国株こそ最適解だ！

と言われる素材になっている所以ですね。

この論法自体は、
紛れもない事実であり

ある種の正解だと思います。

実際に僕自身も、この表を基にした

米国株式100%投資で
長期の資産形成を図っています。

複利の力の秘密

その他の投資対象も、

1ドルが1ドル以下になったのは

現金と金(ゴールド)だけですね。

ま、金(ゴールド)はPFの
超高級緩衝材の様な物ですので

200年前の1ドルの価値を
現代へと保存させたという意味では

資産のバランサー、
ディフェンサーとしては有用でしょう。

実質的に、現金を現金のまま持つ事
＝損失であり

現金を投資で運用する事
＝利益である事が一目瞭然。

特に株式投資が、
最も成長とリターンを
期待できる商品です。

それは投資における超パワー。

『複利の力』が最も発揮されやすいのが

株式投資であるから、ですね！

しかしこの魔法の様な
超パワーには秘密があって、

その効果を十分に発揮する為には

大きな投資元本と、
永い時間が必要不可欠･･･！

このどちらかが欠けただけでも、

莫大な富をもたらしてくれるハズの
複利の力は

その威力を
途端に失ってしまいます。

庶民の投資は･･･

雪玉を坂の上から転がすように、
資産が増える！

これも良く聞く投資の理想論です。

しかしこれを

『庶民の投資』に
実際に当てはめてみると、

最初の雪玉の大きさは
パチンコ玉レベル。

転がる途中で止まる程の小ささですし、

転がり続けたとしても、
大きな雪玉になるには

とてもとても長い坂を
転がり続ける必要があります。

雪玉の大きさが投資元本。

坂の長さが投資期間ですね。

必然的に、大きな初期投資額を
用意出来ない我々庶民は

止まらずに長い坂を
転がし続ける他ありません。

3人の犠牲が必要

さて！
冒頭の1ドルを、60万倍にするには。

約100円を6000万円にまで膨らませるには、
200年もの間、
雪玉を転がし続ける事が必須です。

いや200年てお前。

サイバネ技術か、脳チップが
普及しないと無理ゲーですね。

現実的に考えると、

1ドルを株式投資で60万倍にするには

• 曾お祖父さんが
  20歳の時に100円投資。
  80歳で譲渡。
• お祖父さんの代で
  60年手を付けず、相続。
• お父さんの代で
  60年間手を付けず、相続。
• そしてあなたが受け取って
  20年放置した時、

ようやく200年が経過し、
見事目標達成です。

あなたの直近の先祖が、
それぞれ60年の時を捧げて

更にあなた自身も20年の時間を捧げて

ようやく完成するのが、
60万ドルなのですね～。

あなたが200年の
複利の力を受け取るには、

3人の人生を犠牲にする必要がある。
という事です･･･。

しかもその3人全員が、

どれだけ株価が膨れ上がっても

一切手を付けずに
子孫に託し続ける必要もあります。

もしあなたがお父さんの立場だったら。

数千万円の資産を、
1円も使わずに人生を過ごし

丸ごと子供に託す事が出来ますか？

まとめ

イヤな事ばっかり言ってゴメンなさいね。

でもこれが、複利の力の秘密。

長期株式投資でお金が増える仕組みの、

変える事の出来ない事実であります。

それでも！僕ら庶民は
インデックス積立投資で、

時間をかけて少しづつ

富を増やしていく以外に道はありません。

なぜなら、

冒頭で紹介した表は
残酷な程に正しいからです。

この事実を、
把握した上で投資を続けるのか。

知らずに流されるままに
投資を続けるのか。

坂の途中で雪玉が止まるか否かは、

その理解度にかかっています。

元気だしていきましょう。

そんな感じで今回の記事は以上です。

ここまで読んでいただき、
ありがとうございます！