ども、地球上から
ゲームが消えたらどうする?
と問われたら
ゲームを創造りますかね。
と答えたい犬川です。
今回は、
なぜゲーム会社は
自主規制という鎖を自分で巻くのか?
なぜただのゲームに
自主規制が必要なのか?
なぜゲームの世界でさえ、
特定の層への配慮が必要なのか?
カプコンの流出した
内部資料の件を踏まえて、
犬川が解説していきたいと思います。
PS5よかスイッチの新型に
興味が沸いてきた!よ!
ゲームの自主規制とは?
さて、昨今のゲーム会社は
ゲームソフトを作る時に
ガチガチの自主規制をカマします。
そしてその度合いは、
同じゲームソフトでも
発売される国によって内容が変化したり、
プレイするハードで内容が変化したりと
ガバガバ基準です。
実際の例をいくつか挙げましょう。
バイオハザード2リメイク(カプコン社)は
国内通常版(厳しいグロ規制)
国内Z版(緩やかなグロ規制)
海外版(規制表現無し)
と3段階の表現規制がありました。
つまり、バイオハザード2リメイクを
開発者が真に表現したい内容で
プレイしたい場合は
海外版を購入する必要があった訳です。
日本人にはグロは見せられねぇなぁ!
というのがカプコンの見解だった、
という訳ですね。
尚この表現規制は、
バイオハザード3リメイクにも
バッチリ継承されています。
逆にデビルメイクライ5(カプコン社)では、
アメリカ・欧州のPS4版でのみ
女性キャラの裸体を謎の光が隠す
という処理が入っています。
こちらは海外PS4版のみの規制
(SONYの自主規制)で、
日本の全ハード・
アメリカ欧州のXbox/PCは規制無しでした。
つまりデビルメイクライ5を
開発者が真に表現したい内容で
プレイしたい場合は
海外の人は
PS4版を回避する必要があった訳です。
いずれにせよ、
日本人なら海外版ソフトを購入する
海外ならXbox/PC版を購入する
という簡単な手法で
メーカーの過度な自主規制は
回避できました。
如何にハードやソフトのメーカーの
自主規制の縛りがガバガバか。
お分かり頂けたかと思います。
バイオの比較画像は
結構ショッキングなので
気になる人は
自己判断で調べてね。
規制無しだと
相当ハードなのは分かった。
特定の層への配慮とは?
ゲームのグラフィック表現の自主規制、
特にエロ・グロの表現への自主規制と違い
昨今話題に挙がるのが
特定の層への配慮としての自主規制です。
こちらは先日流出した、
カプコンの内部資料です。
今まさに、
この記事を書いている途中で
画像引用元のスレッドが削除され
閲覧が不能になりました。
どうでしょうか?
カプコン社が相当に
特定の層へ気を遣って
ゲームを
作っている事が分かるかと思います。
たかがゲームで何故、
ここまで自主規制し、
特定層への配慮をする必要があるのか?
次の項から解説しましょう。
ゲーム会社が自主規制をする理由
先に結論から言いましょう。
ゲーム会社が、自主規制をするのは
ゲーム市場が世界規模になり、
多様な文化風習に直面した結果
好き勝手やると販売そのものが
差し止めになる可能性があるからです。
ゲームの市場規模は
もはや世界レベルに拡大しています。
1つの国や地域だけで
ゲームを売ろうとすると、
上記画像の1つの色分しか売れなくなるので
あらゆる国で販売できる様に
調整する必要があるという事ですね。
そして当然の事ながら、
各地域や国によって
忌避される表現は異なります。
ゲーム界隈で言うならば、
日本はエロに寛容でグロに厳しい。
海外はグロに寛容でエロに厳しい。
という感じです。
結果として、
全世界で売れる為の措置として
上記の例で挙げたように
チグハグでガバガバな差異が出るんですね。
何でそこまで・・・?
ただのゲームじゃないの?
と、良識と知識のあるまともな人であれば
思うはずですが
たかがゲームの表現に、マジになって
「子供に悪影響だ!」として
裁判を起こす人たちがいたのです。
以下はアメリカでの判例を
書類にしたものです。
http://repository.seikei.ac.jp/dspace/bitstream/10928/134/1/hougaku-75_140-119.pdf
かなり興味深い事が書いてあるので、
是非読んでみて下さい。
簡単にまとめると、
カリフォルニアが
「暴力ゲームだめだめ!悪影響!」
と
未成年への販売・レンタルを
州法で禁止して、
ゲーム会社達が「ふざけんな!」と
裁判を起こし
販売レンタルの禁止は
州法違反だから売ってヨシ!
という結果になったというものです。
ゲームの表現サイドの勝利ですね。
しかし、この様にマジで裁判まで行き、
万が一負けた場合。
自主規制では済まずに、
法的規制になる可能性があります。
こうなってしまえば、
当然法律で有害と認定される事になるので
ゲームの販売そのものが
差し止めになり大損害・・・。
という最悪のケースまで見えてきます。
最悪の事態が起きる可能性が0%でない以上、
ゲームと現実の区別が付かない人に
裁判を起こされない様に
自分から自主規制という鎖を体に巻いて、
安全だよアッピルをしないと怖いぜ!
って事です。
逆にそういった人に
目を付けられて裁判沙汰になったら
ゲーム会社は自分達で
勝訴まで持っていく必要があるので
自主規制に掛けるより多くの、
無駄な時間と費用が必要になる
という事でもあります。
つまりゲーム会社の自主規制とは、
残念な人達への自衛の手段であるため
ゲーム会社を責めるのは
少々酷だとも言えるでしょう。
特定の層へ配慮する理由
では、国や地域の文化に因らない
特定の層への配慮はどうなのか?
上記の、流出した
カプコンの内部資料を基に考えれば
こちらも余計な波風を立てない為の
自衛の手段なのでしょう。
しかし、犬川は
ここまでする必要はないと思っています。
事実として、
悪い例とされている
任天堂のゲームは
世界中でヒットしてますし。
ぶっちゃけ、
ゲームを購入しプレイする層は
ゲーム内の
世界観を受け入れてプレイするでしょう?
あらゆる層に配慮してたら、
面白いゲームなんて作れなくなりますよ。
あらゆる層への配慮が不可能な以上、
センシティブな層へ目を向けるのでは無く
ゲームを購入する
エンドユーザーへの配慮
が望ましいと犬川は考えます。
だって文句だけ言ってゲーム買わない人に
気を遣い過ぎて、
ゲーム買う人を
ないがしろにし続けたらたらどうなるか。
誰でも分かりますよね?
つまり、過剰に特定層に配慮する
カプコンの姿勢は
正直言ってビビりすぎて
実際の顧客層を見ていないんじゃないか?
と思っています。
任天堂くらいでいいよ。
ゲームだよ?現実じゃないよ?
仮に、自主規制の例であった様に
センシティブな特定の層に
裁判を起こされたとしたら。
全力で戦って、
勝ち申したって判例を
作ってしまえばいいと思います。
表現の自由に対する裁判であれば、
ゲームユーザーからの
クラウドファンディングにも
期待できるでしょう。
実際にそのような裁判があり、
協力できるならば
犬川は未来の面白いゲームの為に
喜んで寄付します。
まとめ
まとめましょう。
ゲーム業界の自主規制や表現の縛りは、
大損害の可能性を排除する為の
自衛の手段でした。
しかし過剰にビビり過ぎるのも、
長期で見た場合
ゲーム業界の衰退を促す懸念があります。
ビビッてねぇで
テメェが面白いと思うゲームを
作ってくれよ。
そしたら俺らは
ちゃんと買って楽しむから。
というゲーマー達の声に
耳を傾けて頂きたい!
というのが僕の気持ちですね。
なにより、
無駄に配慮しまくった結果
美人をワザとブサイクにするのは
やめてくれ!!
と声を大にして言いたいですね!
ブサイクオンラインは、
現実っていうクソゲーで
毎日鏡を見る度に堪能してんだよ
こっちは!!
せめてゲームの世界では、現実から離れた
面白い体験をしたいもんです。
あとカプコン。
わざと受付嬢をブサイクにするなら、
何で受付嬢が女性だけなのは何故なんだぜ?
ちゃんと配慮して、
モンハンライズでは受付漢も
用意してるんだろうな?
そういうとこやぞ。
そんな訳で今回は、
ゲーム業界の自主規制の
アレコレについてでした。
ここまで読んでいただき、
ありがとうございます!
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