ども、味の素の冷凍餃子、
数ヵ月に1回食べると激ウマ。犬川です。
今回は、最近人気になってる商品!
レバレッジNASDAQ100型、
いわゆるレバナス系の投信は
庶民の投資家にとっては
絶対NG!
という理由をお話します。
前説で結論を言うスタイル。
レバナス、話題に上がる事が
増えましたね・・・。
レバナス投信ってなに?
最近SNSを中心に、
『レバナス』という投資商品が
人気になってきています・・・。
この投資信託商品は、
レバレッジ+NASDAQ100指数
を掛け合わせたモノで、
簡単に言ってしまえば
自分の資金力以上のお金で
投資する商品です。
現物でNASDAQ100やS&P500の
インデックス積立投資をするよりも
何十倍もリターンが見込める!
という部分に
魅力を感じてしまう方が多いようです。
レバレッジ積立という矛盾
しかしこのレバナス積立系商品は、
とてつもない矛盾を抱えています。
本来レバレッジが持つ特性は、
中・長期投資にはまるで適正が無く
積立投資とは超長期投資において、
その真価を発揮する投資手法です。
これはお互いの特長を打ち消し合い、
デメリット同士が
シナジー効果を発揮する状態です。
毎日次郎系ラーメンと
コメダのシロノワールを食べて
お腹スッキリダイエットします!
って言ってる位の矛盾と表現すれば、
どれくらい相性が悪いか
お判り頂けるでしょうか。
つまりレバナス系投信は、
短期で売ったり買ったりを繰り返して
その差額で利益を得る、という
トレーダー向けの商品と言えるでしょう。
20%の下げ、上げで起こる事
相場に張り付く
ガチガチのプロ勢向けの商品。
これだけでもう、
庶民の投資家には
絶対NGなのが
証明されたのは確定的に明らかですが
レバレッジの持つ恐ろしい特徴は
そのボラティリティの高さにあります。
ボラが高ければ、
確かに
リターン率も上がりますが・・・。
20%値下がりして、
20%値上がりした時。
ご自身の資産に何が起きるのか?
ちょっと計算すれば分かりますが、
1000万円投資をしていたと仮定すれば
- 1000万円→800万円
- 800万円→960万円
という事態が起こりますので、
-40万円の含み損という結果が残ります。
ちなみにS&P500指数が20%下落した際、
レバナス系投信は
50%以上暴落をかましましたので
レバレッジによる追撃で
含み損のダメージは更に加速した
という目も当てられない状況を
生み出します。
20%下落した場合、
25%上昇してトントンです。
それでも現物の計算だからな。
平気で20%超えるレバは・・・。
人の欲望の仕組み
とは言え、現物取引のみの
インデックス積立投資で資産形成するには
もうそれは膨大な時間が必要不可欠!
ってのは過去に何度か、
このブログでも計算して紹介しています。
ザックリ20~30年も
耐え抜く必要があるものを、
レバナスなら十数年で億り人になれる!
って触れ込みでこられたら、
揺らいでしまう人が出るのも
仕方ない事です。
海と人の欲望には底が無く、
故に全てを受け入れる・・・。ってなモンで
漁村かな???
- 危険!
- 危険!
- 危険!
- 危険!
- 数十倍のリターン!
- 危険!
- 危険!
とレバナスに関する情報を並べられたら、
数十倍のリターン!
の部分にのみ
脳が集中して思考してしまう。
人の脳、思考、欲望ってそんな
クソ仕様なので、歴史と知識から
学び自衛する必要があります。
メリットは創造れる
ちなみにレバナス投信について、
ネットで情報を仕入れようとすると
ネガティブワードで検索かけても
SEO対策バリバリの
レバナス推奨ブログがズラリと並びます。
この辺、マジでエゲつねぇな・・・。
って某ゴリラさんもビックリしますが、
その内容もそらもうヒドいっすよ。
現物指数との比較グラフや、
過去の騰落率表を並べまくって
ほーら!レバナスならこんなに儲かる!
と喧伝しまくっています。
リスク回避もしっかり
なさっておられ遊ばれるので、
もうマジでこの世は弱肉強食って感じ。
然るに、情報発信者の出す
メリットは創造れる
という事は認識しておきましょう。
分かりやすい例で言えば、
『1億の壁を崩す。格差の是正』と
謎のグラフを出してきた人の事とか。
政府ですらコレっすわ。
いわんや自分の儲けが至上主義の
拝金ブロガーの出すグラフなぞ。
『行けたら行くわ』『ごめん、寝てた』
位の信用度ですね。
まとめ
結論を申し上げますと、
前説で言った事の繰り返しになります。
庶民の投資家には、
レバナス投信積立は
絶対NG!!
本当はもっと、
投資対象の中身を即答出来る?とか
レバレッジの性質や、
追証が発生しない仕組みを理解してる?とか
ガチめの警鐘を鳴らしたい所ですが、
今回の記事を読んで貰って
アレ?もしかしてヤバいんじゃね?
と思われた方であれば
ちょっと調べれば
把握できるかと思いますので
その辺は割愛してまとめに入りましょう。
レバレッジて、言うなら只の借金です。
人の財布に手ェ突っ込んでまで
やる投資です。
世間ではさも、
素晴らしい投資手法が出たぁ!
ってな具合で宣伝されていますが、
本当にガチで素晴らしい投資手法なら。
400年以上前に
オランダ東インド会社が誕生した
そのちょっと後に
レバナスが生まれているのが道理です。
つまりはそーいう事ですね!
勿論、リスクを全て把握した上で
起こり得る悲劇の可能性を飲み込んで
レバナスに投資資金を突っ込むんじゃい!
という方の場合は
僕に止める権利はありませんが。
フツーの人は、
やめておいた方がいいでしょう。
そんな感じで今回の記事は以上です。
ここまで読んでいただき、
ありがとうございます!
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