ども、食後の珈琲
美味すぎワロタ。犬川です。
今回は庶民の生活に直撃する、
病気・ケガ・入院時の出費に関するお話。
2022年の現在でも余裕で蔓延る、
病院側の『差額ベッド代』の不当請求。
これに関するお話です。
【後編】となる今回は、
病院側の個室勧誘を断る上で
- 何をしたらアウト？
- どうやって断ればいい？
- 強く交渉する為には？
の３つの段階に分けて、
具体的な対処法をご紹介します。
ふざけてる様に見えるかも？
でも大真面目な対処法です。
基本いつもふざけてるから･･･。
前回までは
【前編】となる前回の記事では、
2022年の現在でも余裕でトラブルになる
病院が不当請求してくる事で有名な
個室費用の『差額ベッド代』！
これに関する基本的な知識を
簡単に解説した上で、
犬川が実際に喰らった病院の
個室勧誘の手口をご紹介しました。
何をしたらアウト？
では早速、個室勧誘された場合！
何をしたらアウトになるのか？
という部分からお話していきます。
これをしなきゃOK！
ってかこれをやったら終わりですぞ！
というモノになりますので
最初に解説します。
サインをするな！
病院に入院する際は
手術とセットになるケースが多いです。
搬送＆手術、入院を1日でやるので、
とにかく書類をいっぱい書く
事になりますが･･･
個室への入院に関する書類に
同意する旨のサインはしてはいけません！
手術の同意書なんかは
ササッと書いてOKですが、
入院に関する手続きの書類などは、
冷静に落ち着いて
確認しながら書きましょう。
昨今はコロナの影響か、
書類でサインを取る手法は
あまり行われてない事も。
いずれにせよ、書類は
しっかり時間をかけて
丁寧に内容を確認しましょう。
同意の意志を示すな！
【前編】でも紹介した様に、
僕が実際に喰らった個室勧誘は
主に口頭・電話での会話中に
個室入院へのお願い、家族の同意を取る
という形のものが多い様です。
会話の中で個室を勧めてきたら、
絶対に同意の意志を示してはいけません！
後からいざ退院！という時に
「だってアンタOKしましたやん」
とばかりにガッチリ
差額ベッド代を
請求されて
ばたんきゅ～･･･とならない様に！
少しでも個室に関する話題が出たら、
毅然とした態度で断りましょう。
曖昧な表現は避けよう！
とにかく病院側は、個室に入れる為に
本人・家族の同意を取る事に全力です。
経営状態が良い病院や、
評判の良い病院であれば
個室勧誘の圧力は強くないですが、
それでもほぼ100%勧誘はあるでしょう。
ギリギリな病院ですと、手口の方も
グレーゾーンギリギリになるので
曖昧な表現は避けて下さい！
変にフワッとした表現で濁していると、
同意したと取られる可能性や
勢いのままに押し切られる事もあります。
NO！！とハッキリ断る様にしましょう。
どうやって断ればいい？
そんなアウトな行動なんか分かってるよ！
でも実際の所どうやって断ればいいのか。
コレガワカラナイ。
そんな方の為にこの項では、
犬川が実際に個室勧誘を撃退した
お断りの手段をご紹介します。
素直にお金が無い事を告げる
これは前編の手口紹介の
実例1.手術直後に使用した方法です。
手術直後という事もあり、
精神的動揺からスキを見せてしまった僕に
病院側は「個室費用は発生するもの」
という嘘800をブチ込んできました。
あ、この法律ガン無視パターンはマズいな？
ノリと勢いで押し切って同意取る気だ！
と判断したので、
すいません･･･。
病院都合での個室入院でも
お金かかると言われても･･･。
ウチお金無いんで個室は無理です。
と素直に払うお金がそもそも無いよ？
って方法で個室入院は
不可能である事を告げると
その場では一旦、
個室勧誘は退ける事が出来ました。
お金ない！よ！って断ったのに
この後さらに2回勧誘来るのは
正直ヤバイと思った。
連携が取れてないのかもね。
それか超必死な場合か･･･。
病院都合である事を確認する
これは前編の手口紹介の
実例2.ICUから出る時に使用した方法です。
入院当日に断ったハズの個室勧誘を
電話口にてICUから一般病棟へ移る際に
大部屋が空いてないので
個室に入って貰える様にお願い！
という卑怯極まりない戦法で
勧誘がきました。
それが嘘であれ、事実であれ、
この大部屋空いてない戦法で来られたら
つまり病院都合の個室入院という事で、
差額ベッド代は
発生しない事になりますね？
と、しっかり病院都合である事と
差額ベッド代は発生しない事を確認
しましょう。
この時、本気で大部屋が空いていない時は
差額ベッド代は支払う必要が無い事を
明言されます。
逆に勧誘の手口であった場合は、
前編で紹介した様に
一旦お部屋の調整をしますね～。
と濁されるのですぐに判断できます。
法律知ってますよアッピル
ここで引き下がるなら良いのですが、
僕のケースの場合は
更に追加の電話が来て
看護師長が出てきて勧誘を始める
というボス戦に突入してしまいました。
必死過ぎワロタ･･･。
本気でお金無いっちゅーのに！
これは前編の手口紹介の
実例3.人情・不安・社会的信用に訴える
という形振り構わない
手口を撃退した最終奥義です。
ただし厳密には、
健康保険法第〇条
によって
貧しい患者を守る事が出来る
という法律は存在していません。
あえて挙げるなら、
保医発0305第6号です。
正確には、厚生労働省からの通達があり
「同意無しで金取るなよ？」
に反した行為を
患者によってお上にチクられると
マズい事になる
というのが実際の仕組みですので、
付け焼刃で法律ガー！
とするのはオススメしません。
あくまで、
厚生労働省・保険局の通達において
病院都合での個室入院の場合は
差額ベッド代は発生しませんよね？
と、「私はチクり先を知っていますよ」
てな事を
暗に仄めかす程度にしておきましょう。
交渉時は、
請求出来ませんよね？ｗ
ではなく発生しませんよね？
と表現した方が
マイルドになるコツです。
口喧嘩ではないので、
冷静に・丁寧にお話する
と意識して交渉しましょう。
強く交渉する為には？
とにかく強く交渉する必要があります。
弱気で対応すると、
あれよあれよと言う間に
同意を取り付けられてしまい
高額な差額ベッド代を支払う事に
なりかねません。
ただ強く交渉する、というのは
威圧する、けんか腰で話す事では
決してありません。
相手も仕事とは言え、
1人の人間でありますので。
そこは超重要ですな。
確固たる意志をもって、丁寧に
「差額ベッド代は支払う事ができません」
という主張を
粘り強く続ける事が大切です。
その為には、事前の知識と
どの様な実例があったのかを
予め学んでおく事が！
自信をもった根拠のある、
強い交渉を可能にするでしょう。
まとめ
前後編に渡ってお送りした、
個室入院の『差額ベッド代』を
不当に請求されるな！という記事。
いかがだったでしょうか？
まとめると･･･
- 同意書にサインしちゃダメ！
- 同意する意志を見せちゃダメ！
- 同意する旨の発言をしちゃダメ！
- 丁寧にハッキリとお断りしよう！
という感じになります。
こうしてまとめると大雑把ですが。
勿論賛否あるでしょうし、
個室が必要なケースも当然ありますので
一概に絶対こうだよ！とは言いません。
しかし未だにトラブルが起きやすい、
悩みのタネである事は事実です。
特に同意書を交わさず、
口頭で説明したし同意を得られたので。
という理由で病院側が
強硬姿勢を貫くケースも存在します。
この場合は言った言わないの
水掛け論になるので交渉が非常に困難。
本当に1番大事なポイントを最後に。
病院の方とお話する際は、
必ず録音しておきましょう。
スマホのアプリでもOKですし、
本格的なボイスレコーダーでもOKです。
とにかく交渉時の証拠を
はっきりと記録する事。
これがあるのと無いのでは
大違いになります。
少しでも、差額ベッド代について
悩んでいる方、疑問に思っている方の
参考になれば幸いです。
そんな感じで今回の記事は以上です。
ここまで読んで頂き、
ありがとうございます！
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