ども、何故田舎のお姉さま方は
僕の胃袋が宇宙だと思うのか?
断れない食べ過ぎで
お腹が苦しい犬川です。
今回は半端じゃなくダークネスな現実。
庶民ほどFIRE(経済的自由)の達成が
ほぼ不可能な理由。
この事を、
基礎の部分から坦々とお話して
昨今の過熱する投資ブーム、
FIREムーヴメントに対して
警鐘をならします。
第1回となる今回は、
『資産規模』のお話です。
現実って非常。
絶望の中の希望
近年、低迷し続ける日本経済の影響で
若い人ほど
『将来に希望が持てない時代』ですね。
そこで颯爽と登場した希望の光が、
『投資してFIRE・リタイアしよう!』
という大きな投資ブームです。
20代・30代が主な新規顧客となって
楽天証券の口座数が2021年の
1月~5月の間に100万件増えた事。
投信積立の金額が450億円(前年度比2.6倍)
になったというニュースからも分かる様に、
社会や将来に
不安を抱いている人達を中心に
とてつもなく規模の大きい
ムーブメントとなっています。
投資は『規模』が全て
僕自身、投資を始めて3年目の
タマゴの殻が尻についたヒナチョコボですが
今回の記事では、
FIREを希望の光と勘違いして欲しくない。
そういう思いから、
事実を並べていきます。
庶民ほどFIREの達成がほぼ不可能
な事について、
その9割以上を占める最大の理由は
『資産規模』です。
ドチャクソシンプルに言ってしまえば、
『FIREするにはお金が足りません』
という事になります。
ではFIREするには
いくらあればいいのでしょうか?
FIREにかかるお金
恐れ多くも、当ブログを
以前から読んで下さっている読者の方には
『お前それ何回言うねん!』
ってお話になってしまいますが、
FIREを達成するには
莫大な資金が必要です。
家庭環境・生活スタイル・家族構成・・・
様々な要因により、
人それぞれ
FIREに必要な
お金の額は変わってきますが、
2021年最新の
日本人の所得中央値である
437万円が必要な場合、
実利回り3%の投資で運用すると仮定すると
FIREに必要な金額は1億4600万円
となります。
庶民の資産は・・・
いやいや・・・無茶言うなよ・・・。
あ、1.5億出せば、
働かなくても
日本人の
平均的収入を得られるんだ~♪
じゃあ・・・はい、1.5億円💗
ってポーンと投資できる人は
もうお前庶民じゃねぇだろ!?
っていうね。
年収1000万円の人でも、
税金でガッツリ持ってかれ、
生活費で消え・・・
1年に500万円貯金できる人でも、
1億4600万円貯めるのに
29年かかりますよ。
0歳児がおっさんに進化するぞ。
すげぇイヤな例えやめろ。
そんな高所得者でも、
貯金だけでFIRE資金を貯めるとなると29年。
庶民の資産規模では・・・と考えると。
まぁそういう事になりますわ。
投資は余剰資金
更に追い打ちをかけるのが、
『投資は余剰資金で』という鉄則。
毎月の生活費、
防衛費、
直近数年の出費予定金。
これらを除いて、
余 っ た お 金
で用意するのが
1億4600万円。
無茶すぎない???
そもそもが、
『普通』に生活していたら
お金って基本余りませんからね。
庶民は何かを犠牲にして、
余剰資金を生み出す必要があります。
『いつ』FIREできる?
そんな見たくない、
知りたくなかった現実。
そこを何とかするのが、
インデックス積立投資なんですが
これは自分の、
人生の時間を殆ど全賭けしている状態
という事は認識しておく必要があります。
最悪の場合、20年かけて
元本を毀損とか普通にあり得る。
貯金してる人より、
資産が目減りしちゃったとかな。
証券会社や経済新聞のニュース記事で
よく見る、
FIRE達成者の成功体験。
あれらも冷静に読んでみると、
『高所得者が』
『50代・60代で』
『FIREした』
という内容のものが多いですね。
今時の若者は、
いつFIREしたいの?
今の社会を支える人は、
いつリタイアしたいの?
50歳60歳になってからでは無いハズです。
すぐこのお排泄物社会から抜け出して
人生ゲームを今!ここで!
クリアしたいって人が
FIREしたい人達なんじゃないでしょうか。
そうじゃなきゃ、
フツーに働いてるハズですし。
まとめ
そんな訳で、
第1回からアクセル全開で
投資でFIRE・リタイア希望者を
絶望のズンドコに叩き落とす現実を
お送りしました。
上記の例を、
1ヵ月あたりの余剰資金にすると・・・
1ヵ月で41万6000円を
投資資金に回せる人で
29年間の時間が必要です。
いかに庶民が
FIREを達成する事が困難か。
お判りいただけたかと思います。
耳障りの良い言葉で
騙されて欲しくないので、
あえて昨今の風潮と
違う目線で言いますと。
投資はギャンブルですし、
投資はお金持ちの為のツールですし、
庶民はほぼ確実にFIRE出来ません。
ただしこれは
モノの考え方の違いで、
『老後資金を自力で調達する』とか
『資本主義を信じて
少しでも資産を増やしたい』
といった目的の場合は、
投資は庶民の心強い味方になる可能性
がありますし
もしかしたら
希望の光足り得るかもしれません。
あくまで、FIREが目標の場合は
相当茨の道ですよって事になります。
次回からは、資産規模以外の
庶民がFIREがほぼ無理な理由を、
僕の生活の体験談から
お話できればと思います。
それでは今回の記事は以上です。
ここまで読んでいただき、
ありがとうございます!
何も考えず、計算せず、流されるままに
アヘアへで以下の様な本を買わない様に・・・
くれぐれもお気を付けて頂ければ
と思います。
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