ども、人ん家でお茶飲んでたら
そこの猫ちゃんに
尻をフミフミされた犬川です。
今日は、庶民の投資について。
IPO投資は、絶対にしてはいけません!!
という事を、犬川の実体験を含めて
大きく3つの理由に分けて、
解説しますよ~。
投資に興味がある方。
IPO投資を始めてみたいと思っている方。
是非今回の記事を読んで下さい。
お前さんは、
尻からミルクが出るのか?
栄養は詰まってそうですけどね?
IPO投資とは?
今回の記事を読む前提として、
そもそもIPO投資とはなんぞや?
という部分を
ザックリおさらいしておきましょう。
Initial(最初の)
Public(公開の)
Offering(売り物)
の頭文字を取って、
IPO投資と言います。
最初に公開される売り物。
つまり、証券取引所に
上場する株式を最初に買う権利
を得る投資となります。
大抵の株は、
上場して公に取引が出来る状態になると
公募価格(IPO投資家が買う価格)より
値上がりする傾向にあるので
公募価格で買い付けて
上場初値で即売却し、
その差額で利益をあげる事になります。
IPO株を買って、売る。
これだけで儲けが出る!
と聞くと、
「そんなんやらない理由が無いじゃない!」
となるかもしれませんが、
ところがワッショイ!
庶民の投資家は、
絶対にIPO投資に手を出してはいけません。
具体的に解説していきましょう。
IPOは抽選方式で、まず当選しない!
メリットだけを
聞いたり、調べたりすると
とってもお得な投資に見えるIPO投資ですが、
実際は全然違います。
そもそもIPO株を買い付ける為には
抽選に応募して、
当選しなければなりません。
誰でも、買いたいタイミングで、
欲しい数を買える投資では無い
という事ですね。
そもそもの当選率が、
庶民はゼロと思って貰って丁度良いです。
犬川は、投資初心者だった頃に
投資雑誌の記事にコロッと乗せられて
各種証券口座を開設しまくって、
とにかくIPOに応募しまくっていました・・・。
数か月間、100回以上IPOに応募しましたが
当然の様に当選数、ゼロ!
ぜんっぜん当選しませんよ、マジで。
それもそのはずで、
IPOには
主幹事と副幹事というシステム
があります。
例として、
上場してIPOする際に
10,000株を販売するとします。
A証券会社には5000株(主幹事)、
B証券会社には3000株(副幹事)、
C証券会社には1000株、
D証券会社には1000株、
とIPOを応募する証券会社によって
取り扱う数が違うので
この場合、当然
A証券会社で応募するのが
1番当選確率は高くなります。
ですが・・・大抵の場合、
主幹事になり、
多くの口数を扱うのは
店舗型証券会社ばかりです。
家にいて、
複数のネット証券口座で
重複応募をかけるよりも
1つの店舗に出向いて、
証券マンに
IPOの応募を依頼する方が
当選確率は高くなりがちです。
しかし店舗型証券会社と
付き合うという事は
- 利回りが低く、手数料の高い
商品を売りつけられる - 必要の無い商品の営業をかけられる
- そもそも、超大口顧客以外は
雑魚扱いでIPO株も当選させない
とデメリットしかないので、
やめておきましょう。
だからといって、
犬川の様にネット証券口座を多数開いて、
応募数の多さでカバーしようとすると・・・
口座管理の手間や、
毎回の資金移動の手続き、
応募の煩雑さで死ねますよ。
しかも、
多数のネット証券会社から
応募したとしても
主幹事に回される株式の数には
到底敵わない上、
同じ事を考えている
テレワークIPO投資家が山の様にいるので
当選確率も激低です。
っていうかゼロですよ本当に。
当選しても、儲かるとは限らない!
上記で解説した
ドでかいデメリットに目を背け、
それでもIPO投資をしたい!
っていう方。
分かります分かります。
IPO投資を数年やっただけで、
数千万円儲けた人の話を見たでしょ?
僕がIPO投資をしたいと思ったのも
それがキッカケでした。
株の値動き、上がる下がるを
予想する必要無く
応募するのはタダ。
当選すれば数年で数千万円・・・!!
夢があるし、何より
楽チンで儲かりそうですよねぇ。
じゃあ何でIPO投資で成功したその人達は、
わざわざブログや自サイト、
雑誌のインタビューで
IPOに応募するライバルを
増やそうとするんでしょうか?
って所まで考えれば分かりますよね。
彼らは、僕たち庶民の投資家とは違います。
既に投資そのもので利益をあげる!
という事は辞めて、
「投資での成功術」という商品を
売り始めたに過ぎません。
簡単に言ってしまえば、
ただの商材屋ですね。
IPOの情報をまとめたサイトを作るのも、
決して親切心でもなんでもなく
IPO投資じゃ儲からなくなってきたから
今度はそこに集まる人達に
ツルハシを売って儲けようとしている。
ただそれだけの事です。
まだIPO投資で儲かる状況なら、
わざわざ応募のライバルを
増やすマネはしないですよね!
事実、2018年頃までのIPO株は
上場初値価格が公募価格を
上回る割合が8割以上と
当選すれば80%の確率で
利益をあげられるものでしたが
2019年、2020年は
その勝率がガックリと下がり
例え当選したとしても、
損失を産む可能性が高くなりました。
勝率が高い時期でさえ、
当選しても20%の割合で
損してた人がいたんです。
ついでに言えば、
当選方式の投資ですので
事前に
「この株は上場したら上がりそうだ!」
と予想していても
そのIPO株を
狙って買う事も不可能な訳です。
無茶苦茶だよ。
それが更に悪い地合いになっている
現在のIPO市場は、
コッショリ金鉱脈を掘りつくした先人が、
金の出なくなった廃坑に人を呼び
入口でツルハシを売っている
と言っても過言では無い
地獄みてぇな状況となっています。
片や証券マンにカモられながら・・・
片やネットで必死に応募しまくり・・・
やっとの思いで当選したIPO株が、
公募価格を上回らずに大損・・・!
となってもいいのであれば止めませんが・・・
それでもやります?
ただの超不利なギャンブルになってますよ?
大きな機会損失と時間の無駄を産む!
IPO投資をやってはいけない理由。
デメリットと言い換えても良いでしょう!
その1番大きい理由は、
莫大な機会損失と
時間の無駄を産む行為だから!です。
上記でも解説した様に、
店舗型証券会社では
〇億円レベルの大口投資家でもない限り
相手にされないので
庶民の投資家は、
一般的にIPO投資を行う場合
ネット証券口座を多数開設し、
多数のIPOに複数応募を
かける事になります。
これが
物凄い時間の無駄を産む行為
となります。
犬川は、
10を超えるネット証券口座を開設して
IPOに応募をしていましたが
ネット証券口座の、
開設申し込み手続きだけでx10回。
しかも弱小ネット証券口座ほど、
手続きが煩雑で時間がかかります。
社名は出しませんが、
某証券会社は提出した書類の審査が
ハンコが少し滲んでいるから再提出!
という判断に2週間もかけ腐りやがりました。
とにかく手間暇をたっぷりかけて、
10以上の証券口座を開設したら
次は各証券口座にログインを繰り返し、
毎月たくさん出るIPOに応募をします。
このIPO応募作業も、
ひたすらに面倒な上、時間を取られます。
慣れたとしても、
1つの応募に数分x10口座ですので
=40~50分取られます。
それを1日に数回行うので・・・ね・・・。
更に、IPOに応募出来る期間は
各証券会社で微妙にズレるので
そのズレや開始日も
管理しなければなりませんx10口座。
ここまでやって、
当選しなければ
費やした時間の価値=0円。
当選しても公募価格を下回れば
費やした時間の価値=マイナス
人生の時間=自分の寿命ですよ!
というのは、
過去の記事で何回かに渡って
してきましたが、
IPO投資ほど自分の寿命を無駄にして、
ナメている行為も中々無いと思いますね。
その時間で、のんびりと
自分の好きな事する方が億倍有意義ですよ。
そして、
投資家として1番の愚かだねぇポイントは
IPO投資を行うと
莫大な機会損失を産む!という点です。
複数のネット証券口座で
複数のIPOに応募するという事は、
その数だけ、応募時にかかる
拘束資金を入金しておく必要がある
という事です。
更に、短期間で
複数のIPOに同時に応募する事も
多々あるので拘束金は余計に必要です。
拘束金無しで応募できる
証券口座もありますが、
その様な口座の
当選確率は推して知るべし、ですね。
大体、1つの口座に
40~60万円入金しておくと
IPO投資を行うには不自由しないでしょう。
そのIPO投資用資金が、
自分が開設した
ネット証券口座の数だけ必要です。
10口座以上でやるなら
400~600万円以上ですね。
一応、
A証券会社で落選したから、
資金をB証券口座に移して応募だ!
という方法も出来なくは無いですが、
資金移動の即時反映に
対応していない会社も多く、
間に合わないケースもあり
また死ぬほど手間がかかるので
オススメ出来ません。
A→銀行→Bとお金を移すだけでも、
数をこなすと手数料が
痛くなってきますしね・・・。
さて、当たるかどうかも分からない。
当たっても儲かるかは分からない。
そんなIPO投資の為に
投資資金を数百万円、死蔵させる。
これは、
莫大な機会損失を産む行為
でしかありませんよね。
このお金は、
応募する際に必要な拘束資金
に過ぎないので
1円も産んでくれない状態
でしかありません。
庶民が、数百万円を
1円も産まない場所に置き続ける・・・。
損はしていませんが、
一切の得も捨て去っています。
IPO投資をしない庶民は、賢く
インデックス積立投資で得し続けています。
IPO投資に賭ける残念な人は、
損していないだけです。
長期的な目線で見れば、
機会損失となっており損している!
と言っても過言ではありません。
まとめ
本文が長くなってしまったので、
簡潔にまとめましょう。
IPO投資とはお金持ち優遇の、
お金持ち専用宝くじでしかありません!
ネット証券口座ですら、
入金額が高額であれば
あるほど当選率アップ!
というシステムを
採用している所がある程です。
主幹事になりやすい
店舗型証券会社でも、
IPOの当選枠を回すのは
普段カモになってくれている
超大口投資家優先なのは
有名なお話です。(公平な抽選では無い)
庶民が、
絶対にしてはならない投資手法です。
まず当選しない!
当選しても儲かるとは限らない!
投資の勉強としての経験値は積めない!
自分のお金と寿命を無駄にする!
ぶっちゃけ、
IPO投資のメリットってありませんよ。
庶民は、
もっと確実性のある投資手法で
堅実に資産形成を目指しましょう。
IPO当選で大儲け!なんていう
目先の楽に儲けようという欲望に
惑わされない様にしたいですね。
それでは、
今回の記事は以上になります。
何か1つでも
参考にして頂ければ幸いです。
ここまで読んでいただき、
ありがとうございます!
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