ども、人間50年。犬川です。
今回は久々に、
庶民の
【投資・金融】についてです。
株式市場を中心とした、
2022年の下落相場に伴い登場した
新たな投資造語である
FIRA60について。
どれだけ下らない事を
流行らせそうとしているのかを
お話していきたいと思います。
笑い話にもならないスね。
総ツッコミ入るよなコレw
FIRA60とは?
株式市場の下落相場である、
今年に入ってから目にするようになった
FIREではなくて、
FIRA60を目指しましょう!
という噴飯物の投資造語は、
- F financial
- I Independence
- R retire
- A60 Around 60
経済的に自立して自由に生きよう!
60歳くらいから!
…の略称ですね。
…???????
???????
それはもうただの
定年退職なのでは?
FIREは無理!から生まれた
FIRA60とかいう謎過ぎる
定年退職を言い換えた造語。
そもそもコイツが爆誕したのは、
2018年頃からブームとなっていた
FIREムーヴメントの衰退が
大きな理由の1つだと思います。
FIREも投資造語ですが、こちらは
聞いた事がある人も多いでしょう。
- F financial
- I Independence
- R retire
- E Early
経済的に自立して自由に生きよう!
なるべく早いウチに!
というライフスタイルの流行です。
ただしこの生き方は、
当ブログで
過去何度も取り上げたように
基本、普通の人には無理!!
という資本主義的、
経済社会的な
構造欠陥があります。
流行にながされ、FIREに憧れて、
投資を始めました!副業始めました!
って人々がいい加減気付き始めて
「あれ?これ無理じゃね???」
となってしまい、情報発信者が
FIREを話のタネに喰えなくなったから
新しく撒き餌として造ったのが、
FIRA60なんですねぇ。
何故FIREが流行ったのか?
ただ冒頭でも少し触れましたが、
60歳からの自由な生活!ってのは
まんま日本の過去の栄光である
定年退職後の自由な老後生活ですねん。
ではなぜ最近の若者が投資をするのか。
なぜ最近の若者が副業に挑戦するのか。
なぜ最近の若者がFIREに憧れるのか。
それは自分の住んでいる国の
将来に
希望が持てないからですよね?
年金がどうなるか分からない。
会社がどうなるか分からない。
景気がどうなるのか分からない。
ぶっちゃけ不安しかない!よ!
って時代を生きているからこそ、
今!ここで!FIREしてぇんだ!
って生き方が流行ったのは
もはや必然に近いものがあった…
のかもしれません。
投資=貯金
しかしながら現実は非情で、
一般的な生活水準を望む場合は
FIRE達成は夢のまた夢。
1億円あっても足りません。
FIRA60(核爆)の提唱者は、
FIREするのは5000万どころか
5億円ないと足りないよ!
(ね?無理でしょ?
だから皆働いてね!
灰になるまでっ…!!)
などと、
無責任に大嘘ブッこいてますが
約1.5億円もあれば充分豊かな
FIRE生活は可能な計算となります。
でも1億5000万円なんて超大金、
持ってる庶民はいねェよって事で…。
慎ましい生活をして、
3000万でFIREしてる人も。
幾らでFIREするかは、
人それぞれって事ね。
結局僕ら一般人は、普通に働き
収入の〇割を貯蓄せよ!という
古代から続く掟を守るしかないのです。
現代では、その貯蓄が
=インデックス積立投資という
形態に変化しているだけで、
本質は変わってないんですね。
まとめ
という事で、将来が不安な
若い日本国民の希望であったFIREは
そのメッキがいよいよ剥がれてきて、
次なる情報発信者の商材が
普通に働き、現代人の貯蓄である
積立投資をして長生きしましょ。
という一般的な
令和のライフスタイルを
言い換えただけじゃねぇか!それが
FIRA60だから惑わされないでね。
ってお話でした。
何故なら中身には嘘乙!って部分が
かなり散見されるんですよねコレ。
基本的な知識と、マトモな教養があれば
FIRA60の概要をザッと見ただけでも
『はないき』でコロシアム外まで飛ばし
即戦闘終了!お疲れさまでした!
ってなるのは確定的に明らか。
テュポーン先生お願いします!
いわゆる漁師コピペに
非常に近しいものがありますね…。
メキシコの田舎町。
海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。
すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。
旅行者が
「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、
漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、
漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、
女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、
きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、
漁をするべきだ。 それであまった魚は売る。
お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、
ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、
日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、
子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」
訳の分からん投資造語に
踊らされないよう、ご注意下さい。
って事で今回の記事は以上です。
ここまで読んで頂き、
ありがとうございます!
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