親がエアコンを買った日

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生活

ども、ちょっと疲れていますが
精神的には達成感MAXの犬川です。

今日は記念日である。

僕にとっての、
紛れもなく成し遂げた日だった。

ついに遠方に住む両親が、
自宅にエアコンを購入したのだ。

これは親にエアコンを付けて貰う為、
約1年以上に渡って奮闘した子供の手記。

犬川P太郎
犬川P太郎

一安心しましたわ…。

猫山さん
猫山さん

夏とかもはや猛暑じゃなく

酷暑になってるしな…。

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1年以上に渡る説得

自分の親には長生きして貰いたい。

一般的にはそう思うのが通常で、

それについては僕も世間の常識と
同じ思いを抱いていた。

特に遠方で暮らす両親であるので、

何かあっても
気軽に助けられない。(物理)

という状況も相まって、

せめてお金で解決する危険は排除したかった。

2023年の猛暑で…

お金で解決できる危険とは、

直近の日本で言えば
やはり熱中症などになる。

特にここ数年の日本の暑さは、
毎年老若男女問わず死者が出るという

悲惨なものになっており、
自身でもその危険性を体験したので

☟1回目

☟懲りずに2回目(アホ)

だいぶ歳を重ねた両親、
それも遠方に暮らしている事で

すぐ駆けつける事も出来ないので
不安は増す一方であった。

子が子なら親は親

親も親なら子も子という言葉もあるが、

ウチの事情を振り返ると
子が子なら親は親。

僕自身、思い込んだら頑固
なかなか悟りの境地とは程遠いのだが

僕の親はその強化版のような存在で…。

いわゆるお年寄りにありがちな、

  • エアコンは体に悪い
  • 電気代が非常に高額になる
  • 言うほど暑さを感じない
  • 扇風機で充分
  • エアコンよく分からない

というような、

あなた方、裏で打ち合わせしてるの?

ってよく聞くフレーズを連発していた。

極めつけは、

死んでないからエアコンは要らない

という一言であった。

エアコンが本当に必要であるかの
答え合わせが出来るのは死んだ後である。

これは何としてでも、
実家にエアコンを付けねば…

と決心した言葉であった。

提案と代理購入

そこからの道のりは長かった。

なにせ年寄りというのは、
今まで生きてきた年月が違う。

いわば生存バイアスの結晶であり、

自分の選択した道が正解だからこそ
自分はこの歳まで生きているのだ

という自負すら装備していたりする。

ひたすら丁寧に、喧嘩にならぬよう、

エアコンの必要性と具体例などを
1年以上に渡り説得し続けた。

他人は変えられない!
だから自分を変えよう!

みたいな名言は沢山あるが、
まさにその通りで…

血の繋がった親と言えども考え方を変えて
行動して貰うのは困難を極めた。

これが他人様であれば、
即ほっぽり出すのは確定的に明らかだが

自身の親の命がかかっている。

僕としては異例ともいえる
鬼の粘り強さで、なんとか

僕の両親は自宅にエアコンを
付ける事を了承した。

流石に僕が強く勧めた形なので、

エアコンの選定や購入、
工事の日程調整や段取りなどは

全て僕が代理で行った。

安いモノである。これで
両親の健康が買えるのなら。

何故プレゼントしないのか?

ただしエアコンの購入費、
取り付け工事の費用は両親負担である。

ここまで読み進めてくれた方の中には、

そこまで付けて欲しいなら
自腹で買って付けてあげればいいのに!

と思われる方もいるだろう。

しかしそれでは意味がない。

中流家庭以上で、かつ
穏やかな性格の親であればいざ知らず

本人たちが、自分の意志で
必要と判断してお金を出しても良い

そう思わない限りは、

例えいくら僕自身が血を流して
最新のエアコンを贈った所で

壁に謎の邪魔な白いオブジェが
設置されてそれで終了なのだ。

そしてその十数万円のオブジェの下、
扇風機が熱風で部屋をかき混ぜる。

それでは本末転倒どころでは無いので、

長い時間をかけて

エアコンは買った方が良いよね、
と思って貰えるよう説得をした。

世の中には、そういう親もいる。

まとめ

今日は記念日である。

なんとか頑固な両親を説得し、

お金と引き換えに健康と安全を
多少なりとも保障された日である。

本音を言うと、ネットで
完璧な寒冷地エアコンを探して

注文を確定させた瞬間、
とてつもない安堵感に包まれた。

どうやら夏前には設置と工事が
完了できそうという事もあり、

これでどんな酷暑であろうと、
どんな厳冬であろうとも

この部屋に避難すれば大丈夫

という避難所を作る事が出来た。

肩の荷が降りた、と言うには
些か頼りないお話ではあるが

これからの夏、これからの冬は
おおいにエアコンを活用して

なるべく穏やかに過ごして欲しい。

最終的な品物の選定と
購入に関わる確認事項などで

両親と連絡を取り、
間取りや設置場所の相談をしたりして

丸々1日を費やす事になったが、

今日は充足感に満ちて眠る事が出来そうだ。

普通のブログ記事は更新する事が
出来なかったが、後悔はしていない。

あぁ、安心した…。

コメント

  1. サクラクレパス より:

    おぉ…エアコン良かった!!
    おめでとうございます!

    読んでて自分の親と少し被る感じでした
    かなり気持ちが楽になりますよね…!
    本当良かった( *´艸`)

    • 犬川ポンジマン太郎 犬川ポンジマン太郎 より:

      コメントありがとうございます!

      親…言う事聞いてもらえるの…大変…!!
      オデ…ガンバッタ…!

      言うて親の立場からしたら、
      『子は幾つになっても子』でしょうし

      ある程度の苦戦は仕方ないのカモですけどね…!

      ワァが高い社会的地位を得ていたら、
      もう少し難易度が下がったのかもしれない…。

      結局の所、
      何を言うかではなく誰が言うか
      が大衆の心理ですしおすし!!

      (`・ω・´)だが私は頑張らない。

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