『一億総株主・金融所得倍増計画』の危うさ。庶民の投資に必要なものとは?を解説。

スポンサーリンク
投資・金融・経済

ども、もうここまで行くと

呆れを通り越して笑いが出ますな。犬川です。

今回は本日、わーくに

与党より提言されたNew Sxxt

貯蓄から投資へ。

一億総株主。

に加えて以前より計画されている

金融所得倍増計画というものが

いかに庶民の投資家にとって危ういのか。

また庶民の投資家にとって、

本当に必要なものとは何なのか?

この辺を分かり易くお話します。

犬川P太郎
犬川P太郎

何故こんなにも…

と言いたくなるねぇ…。

スポンサーリンク

前提として

前提として、今回の記事では

わーくにの舵取りをしている与党に

ブログのタブーをガン無視して触れます。

しかしそれは、庶民の投資家にとって

もはや避けられない
『金融』を考える為であり

政党がどう、左右がどう、

政治的イデオロギーがどう、

というのは

一切スルーしますのでご了承下さい。

猫山さん
猫山さん

はい免罪符発行。

犬川P太郎
犬川P太郎

これで面倒な人は

弾けるので、ヨシ!

あくまでも今回の記事は、

庶民の投資を考える為のものです。

This is The New Shhhhhhhh

さて予防線をバチバチに張り終えたので。

さっそく本日の
与党提言に触れてみましょう。

簡単に言ってしまえば、

非常に危うい事を言い始めたな

というのが素直な感想ですね。

まさに新しいシットを捻り出したな、と。

誤解を一切恐れずに言いますが、

  • 投資とはギャンブルで、
  • 投資はお金持ちの物で、
  • 投資は若者のものです。

詳しくはこの辺の記事を

参照して頂ければと思います。

貯蓄から投資へ

どうスかね?上記の

3連事実陳列罪を読んでもろて、

その上で国民の貯金を投資へ!

一億総株主の社会へ進もう!

というニューシットに

諸手を上げて賛成できるでしょうか?

そもそもが『貯蓄から投資へ

というものを我が国の本流にしたければ

間違ってもこの様な事を

ポロッと言っちゃうのは悪手ですよね。

今からココの税金を強化しまーす!

って政府が言ってる所に、

自分から飛び込む人っていますかね…?

犬川P太郎
犬川P太郎

貯蓄から投資と言いつつ

金融所得増税案も諦めてない

って言うのも。

猫山さん
猫山さん

大きな矛盾点の1つですね。

かつ、よく見かける意見で

貯蓄とは、日本円への投資である!

というものですが…。

本質的にはその通りでも、

ベット率と還元率と安定性が違い過ぎる。

現実的に考えた場合。

自分達の暮らす国の通貨を握るのは

最もリスクが低い投資行為なのですから、

一律に同じ投資だ!
だからそれを株に回せ!

ってのは些か暴論に近いと思います。

一億総株主

言葉尻だけ捉えて批判するのも、

ちょっとどうかと思いますが…。

流石にこのスローガンはINTが低すぎる。

日本にはそれはもう、

超様々な人々が社会生活を送ってます。

その中には、

投資が必要ない人。

投資はしない方が良い人。

この様な属性の方々も

非常に多くいらっしゃいます。

具体的にはどの様な人か?

と言えば、
庶民の目線では一択。

高齢者の方々です。

彼らの多くは既に

余生を過ごす段階にあり、

わざわざ投資をして

金融資産を構築・運用するのは

むしろ自ら危険に踏み込む行為。

犬川P太郎
犬川P太郎

ぶっちゃけ時間も足りないし。

猫山さん
猫山さん

増やすフェーズじゃなく、

使うフェーズに入ってるしな。

総人口の3割が高齢者の国で、

1億層株主というスローガンが

いかに時代錯誤で、

本質からズレた事を言っているのか。

お判りになるかと思います。

つみたてNISA枠の拡充?

今回のシット提言の内容として、

現時点で出ている情報は

つみたてNISAの非課税枠拡充です。

個人的には歓迎する内容ですが、

これで貯蓄から投資へと誘導できるのか?

と考えると浅慮が過ぎるでしょう。

投資とは余剰資金で行うものです。

しかし庶民の投資家の多くは、

投資の余剰資金は節約や副業などで

無理矢理捻出しているのが現実です。

そんな状況下で少額積立制度を使用した

庶民の投資家のベターな積立額は

月に3.3万円~5万円程度です。

ここの枠を更に拡充するという行為は、

さらなる投資資金を投入する必要がある!

という状況を呼ぶので、むしろ

庶民を投資から遠ざける危険性
すらあります。

犬川P太郎
犬川P太郎

投資という行為をするなら

非課税枠は全て消費する!

というのが最低限です。

猫山さん
猫山さん

現実的に、少額過ぎると

投資する意味ほぼ無いからな…。

金融所得倍増計画

あれ?コレってちょっと前まで

所得倍増計画』でしたよね???

なんで突然、
頭に『金融』て付いた?

どちらにせよ、この計画も

あもりにも無謀すぐるでしょう?

と言わざるを得ないものとなっています。

犬川P太郎
犬川P太郎

ていうか具体案ないし。

猫山さん
猫山さん

国の財政計画が

フワッフワなの草枯れる。

個人投資家の規模で考えると、

金融所得倍増というのは…

前期比で純利益が+200%になってる

という状況ですが…。

チートコード使った?

ってレベルで無茶苦茶言ってますね。

イザナミ景気でも来たのかってレベル。

『投資の神』と称される、

ウォーレン・バフェットでさえ

今までの成績を平均すると
+20%ですよ。

10倍だぞ、10倍!

神の10倍の成績を上げる計画!

傲岸不遜にて、浅慮無謀のキワミ。

なんとなく、無理くり数字をいじって

ホラッ!倍増した!クールジャパン!

ってやりそうで怖いですね…。

本当に必要なもの

はい、ここまで新しい〇ソを

延々とディスり倒しましたが。

じゃあ犬川さんは
どうするのが
いいと思うんですかァー!?

と思われる方もおられるでしょう。

猫山さん
猫山さん

批判するなら対案を出せ!

対案をー!!(特有の野次)

マジで貯蓄から投資へ!

を実現したいなら。

国が抱えてるETFの一部を
切り離して
国民に無償で配布しては?

10万円を配るより、

10万円分のETFを配って

基本プレイ無料で全国民に

『投資』をプレイして貰いましょう。

元がタダなんだから下がっても

大したダメージでは無いですし、

上がれば投資への興味を引けませんかね?

犬川P太郎
犬川P太郎

現実的には、貰ったの忘れて

死蔵されそうだけども。

猫山さん
猫山さん

それありそうだけど、

孫・子がニッコリだからアリ?

要は無理矢理にでも

マネーゲームを体験させる!

くらいしないと、

1億総株主なんぞ無理ィーッ!

ついでにつみたてNISAの枠拡充。

これもピントがズレていて、

本当に必要なのは枠の拡充ではなく

非課税期間の延長、または無期化です。

今の若者はさ、

とにかくお金が無いのよ。

種銭、原資、元本がそもそも足りないの。

月に100万円しか貰えないの?

ってレベルじゃないのよ。マジで。

なぜNISAの元になった

ISAと同じ制度にしなかった?

本家ISAは、無期限の非課税

毎年330万円(月27.5万円)ありますよ?

これなら今よりも、もっともっと

国民を貯蓄から投資に誘導できただろうに。

まとめ

という感じでお送りしましたが…。

簡単にまとめますとですね。

本日発表された与党の提言は、

言ってる事とやりたい事があやふや

矛盾点に溢れていて、

ズレたところに手を入れようとしています。

根本的な原因を、

欧米に比べて貯蓄率が高いから

としていますが…それならば、

金融所得税やNISAの制度も

欧米に合わせなければ筋が通りません。

ISAに合わせて、

NISAの非課税枠は無期限に。

米国・英国に合わせて、

500万円以下の金融所得は無税に。

ここを改善しなければ、

現政権の『新しい資本主義』など

夢のまた夢。繰り言に過ぎませんね。

そんな感じで今回の記事は以上です。

ここまで読んで頂き、
ありがとうございます!

結論:今回の提言はtrack2☟

コメント

タイトルとURLをコピーしました